障害年金の不支給になってしまったときの対処法
〜そこで終わりではありません〜
こんにちは。クラリ社会保険労務士事務所です。
今回は、「障害年金を申請したけれど、不支給という結果になってしまった」という方に向けて、その後どうすればよいかを解説します。
初めての申請に時間をかけて準備し、ようやく届いた通知が「不支給」。
そのショックは計り知れません。
ですが、そこで申請を諦めてしまうのは、まだ早いかもしれません。
まず知っておいていただきたいのは、「不支給=あなたの症状が軽いという意味ではない」ということです。
障害年金の審査では、「書類の不備」や「診断書の記載内容のズレ」「初診日が認められない」といった、制度上の要件を満たさないという理由で不支給になることが少なくありません。
つまり、不支給という結果でも、審査の内容を見直して対策を講じれば、再申請や不服申し立てによって受給できる可能性があるということです。
不支給だったとき、まず確認したいポイント
まず、届いた通知書の中にある「不支給理由」をよく読みましょう。そこには、次のような内容が記載されていることがあります。
• 初診日が認められない
• 保険料納付要件を満たしていない
• 障害等級に該当しないと判断された
• 医療記録や申立書の内容が不十分
この理由を正しく理解することが、次の一歩の出発点です。
内容が難しい、分かりにくいと感じる方は、社労士など専門家にご相談ください。通知文面と提出書類を照らし合わせることで、問題点が見えてくることもあります。
「再申請」と「不服申し立て」、どちらを選ぶ?
不支給になった場合の対応方法には、主に2つあります。
1. 再申請する
提出した書類の内容や診断書を見直し、あらためて申請し直す方法です。
症状が進行した場合や、以前の書類が不十分だったことが明らかなときには、再申請が有効です。
2. 不服申し立て(審査請求)をする
「審査の判断に納得できない」「等級に該当するはずだ」と考える場合は、通知を受け取ってから60日以内に審査請求を行うことができます。
どちらを選ぶかは、不支給理由やご本人の状況によって異なります。
慎重な判断が必要になるため、できれば社労士の意見を参考にしながら決めることをおすすめします。
よくある再申請・審査請求での改善例
• 初診日の証明資料を追加したことで、認定されるようになった
• 誤解を招いていた診断書を、医師と相談して内容を修正した
• 病歴・就労状況等申立書を具体的に書き直して、実態が伝わるようになった
• 不支給時には認められなかった等級に、数ヶ月後の再申請で該当した
「最初はダメだったけれど、対応を変えたら支給された」というケースは、決して珍しくありません。
専門家の力を借りることで見えるもの
不支給になった原因は、専門家が見ると“書類上のミス”や“制度の誤解”だったということもよくあります。
クラリ社会保険労務士事務所では、不支給通知を受け取った方のために
• 不支給理由の分析
• 再申請か審査請求の方針相談
• 書類の見直しや再作成のサポート
• 医師との連携や診断書の修正提案
といった、実践的なサポートを行っています。
「一度ダメだったからもう無理」とあきらめる前に、まずは一緒に内容を見直してみませんか?
まとめ
障害年金の申請結果が「不支給」だったとしても、それが最終結果とは限りません。
内容を見直し、正しい手続きをとることで、支給される可能性は十分にあります。
クラリ社会保険労務士事務所は、あなたの不安に寄り添いながら、必要な支援を続けてまいります。
\ 不支給通知を受け取った方も、まずはお気軽にご相談ください /
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