病歴・就労状況等申立書、どう書く?

こんにちは、クラリ社会保険労務士事務所の氏川巳央です。

今日は、障害年金の書類の中でも迷いやすい**「病歴・就労状況等申立書」の書き方をまとめます。診断書だけでは伝わりにくい生活の実態**を補うのが目的です。**この申立書は審査に直接関わるとても大切な書類で、書いた内容そのものが審査の対象になります。**丁寧に準備していきましょう。

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まず準備するもの

・通院の記録(診察券・領収書・お薬手帳・紹介状の写しなど)

・カレンダーや手帳(休職・復職・入退院の日付)

・勤務の記録(出勤簿、シフト、勤怠アプリの画面など)

・家族や支援者のメモ(困っている場面の具体例)


書く順番(迷ったらこの流れ)

1 初診日と、その前後の症状の始まり

2 受診・転院の流れ(年/月ごとに)

3 日常生活の様子(できること・難しいこと)

4 仕事・学校への影響(勤務時間、配慮、欠勤・早退の状況)

5 支援の実態(家族・事業所・福祉サービスの助け)


時系列の作り方

・年/月を左に、右に「症状の変化・受診・仕事の状況」を一行で

・例)2023年5月:朝起きられず欠勤増。内科→心療内科紹介。週3日勤務へ変更

・空白の期間は作らない(「治療中断」「転院待ち」など一言でも記載)


就労している方のポイント

・一日の勤務時間、週の勤務日数

・仕事内容の変更(軽作業、座り作業中心など)

・会社の配慮(休憩の追加、通院のための遅出・早退)

・体調の波(良い日/悪い日で何が違うか)


書き方のコツ

・短文で具体的に(「家族が付き添い」「金銭管理は家族が代行」など)

・“できる/できない”だけでなく「どのくらい時間がかかるか」「助けが要るか」も入れる

・良い日だけでなく、困る日の様子も入れる

・医療用語より、ふだんの言葉でOK(「疲れやすくて入浴は2日に1回」など)


避けたい書き方

・長い感想文だけで具体例がない

・空白期間が多い(審査が止まりやすい)

・診断書と日付や内容が食い違う

・「大丈夫です」「問題ありません」など実態より軽く見える表現


提出前のチェック

・初診日と通院の流れに抜けがないか

・仕事や学校の状況が“今の状態”に合っているか

・診断書の記載(対象期間、病名)とズレていないか

・コピーを手元に残したか


今日のまとめ

“年/月の時系列”で並べ、生活と仕事の実態を短く具体的に。空白を作らず、良い日・悪い日どちらも書く——これだけで伝わり方が大きく変わります。

障害年金の申立書づくりで不安がある方へ

下書きの整理、主治医へ渡すメモ作成、提出前チェックまでお手伝いします。クラリ社会保険労務士事務所は、障害年金のご支援実績が多数あります。 お気軽にご相談ください。


クラリ社会保険労務士事務所では、愛知県津島市を拠点に、障害年金の請求代行をはじめ、労働トラブルのご相談や就業規則の作成・見直しなど、幅広い社会保険労務士業務を行っています。

特に障害年金については、多数のご依頼をいただいており、初回のご相談から丁寧にサポートいたします。

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