ブラック企業から転職成功へ!
こんにちは。クラリ社会保険労務士事務所です。
「もう限界…」とブラック企業を退職したあと、転職活動でこんな悩みにぶつかっていませんか?
• 短期離職だから、職務経歴書に書くことがない
• ブラック企業の経験なんて、マイナスにしかならない気がする
• 面接でどう説明すればいいのかわからない
でも大丈夫です。
「ブラック企業にいた経験」は、職務経歴書次第で“強み”に変わります。
この記事では、短期離職や過酷な職場経験を前向きに活かすための「書き方のコツ」と「NG例」、そして実際に使える“書き換え例文”まで、しっかり解説します。
✅ ブラック企業での経験は「価値がない」わけではない
よくある誤解ですが、「まともな企業で働いた経験じゃないと職務経歴書に書けない」というのは間違いです。
たとえ理不尽な環境だったとしても…
• 毎月目標を追って営業をしていた
• クレーム対応を一手に担っていた
• 人の入れ替わりが激しい中で、リーダー的な役割を任されていた
そんな経験があるなら、それは十分“仕事の実績”です。
ポイントは、「ブラックかどうか」ではなく、あなたが何をして、何を学んだかなのです。
✅ 職務経歴書でやってはいけないNGパターン
❌ ネガティブワードをそのまま書く
例:
「長時間労働で心身に支障をきたしたため退職」
「人間関係が最悪だったため離職」
→ 気持ちはわかりますが、これはNG。
読む側に“言い訳”の印象を与えてしまいます。
❌ 短期間の職歴を「なかったこと」にする
→ 雇用保険や社会保険の履歴と矛盾が出るため、経歴詐称と取られる可能性があります。
短期でも、きちんと「ポジティブな切り口」で表現しましょう。
✅ ブラック企業での経験を“武器”に変える3ステップ
✅ ステップ1|「やったこと」を事実ベースで洗い出す
ブラック企業でも、業務内容はきっとあるはず。
以下のように項目ごとに思い出してみましょう:
• 担当業務(営業/接客/事務/管理 など)
• 使っていたツール(Excel/チャット/在庫システム)
• 取引先の業種や規模
• 任されていた責任範囲
• どんな場面で評価されたか
📌 例:
「新規テレアポを1日50件以上継続」
「クレーム対応を通じて、対応マニュアル作成にも関与」
✅ ステップ2|「どう改善・工夫したか」を具体的に
単に「やった」だけでなく、どんな工夫をしたかまで掘り下げましょう。
📌 例:
「営業台帳を自作し、アポ獲得率を10%改善」
「新人が辞めないようOJT資料を作成し、定着率が改善」
これがあると、企業側は「この人は問題に対応できる人だ」と評価します。
✅ ステップ3|「次にどう活かせるか」を一文で添える
たとえ短期の職歴でも、「次の職場でこう活かしたい」と締めくくることで、未来志向な印象になります。
📌 例:
「困難な顧客対応経験を通じて、相手の話を丁寧に聴く力が身につきました。この経験を活かし、より信頼関係を築く営業職に挑戦したいと考えています。」
✅ 職務経歴書の【書き換え例】比較してみよう
✖️NG文:
〇〇株式会社にて営業職に従事。ノルマが過度に厳しく、パワハラもあり3か月で退職。
✅ OK文:
〇〇株式会社にて新規開拓営業に従事。
1日50件以上のテレアポを行い、月平均5件のアポイントを獲得。
厳しい状況下でもメンタルを維持しながら、トーク内容の改善やリストの精査に努め、徐々に成果を上げた。
今後はこの経験を活かし、顧客との信頼関係を第一に考える営業に挑戦したい。
→ 同じ内容でも、伝え方を変えるだけで印象がガラリと変わります!
✅ 最後に:職歴に「自信がない」あなたへ
短期離職やブラック企業での勤務経験が、転職で不利になると感じている方はとても多いです。
でも本当に大切なのは、**「過去をどう語るか」**です。
あなたの経験は、決して無駄ではありません。
そこから何を学び、どんな価値を生み出せるかを伝えることで、職歴は“傷”ではなく“武器”になります。
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