【働く人向け】退職するとき「会社都合」?「自己都合」?~違いと気をつけたいポイント~
こんにちは。クラリ社会保険労務士事務所です。
退職を考えるときに気になるのが、「これって自己都合?会社都合?」という退職理由の違いですよね。
実はこの違い、**失業保険(失業給付)**のもらい方や、次の仕事を探すまでのサポートに大きく関わってくるんです。
今回は、働く人の立場から、この違いをわかりやすくご紹介します。
✅ 自分から辞める場合は「自己都合退職」
「転職したい」「体調が悪い」「家庭の事情」など、自分の意思で辞めるのが自己都合退職です。
📝 自己都合退職の例
• 新しい仕事にチャレンジしたい
• 介護や育児で働き続けるのが難しくなった
• 通勤が困難になった(引っ越しなど)
💡 失業保険はすぐもらえるの?
自己都合退職だと、**基本的に「2か月の給付制限期間」**があります。
つまり、辞めてからすぐに失業保険がもらえるわけではありません。
ただし、以下のようなやむを得ない理由がある場合は、「特定理由離職者」として、早くもらえる可能性があります。
• 家族の転勤に伴う引っ越し
• 契約更新を希望したが打ち切られた
• 育児・介護との両立が困難になった
✅ 会社に辞めさせられる場合は「会社都合退職」
「人員整理」「契約打ち切り」「パワハラによる退職」など、会社の都合や事情で辞める場合は「会社都合退職」になります。
📝 会社都合退職の例
• 解雇された(普通解雇)
• 会社が倒産・閉鎖した
• 契約が突然更新されなかった
• ハラスメントや過労で退職せざるを得なかった
💡 失業保険はすぐもらえる!
会社都合退職の場合は、7日間の待機のあと、すぐに失業保険が支給開始されます。
さらに、受給できる日数も自己都合より長くなることがあります。
⚠️ 気をつけたいこと
「自己都合にしてくれ」と言われたら要注意!
たまに会社から、「会社都合にすると面倒だから自己都合にしてね」と言われることがあります。
でも、実際に辞める理由が会社側にあるなら、「会社都合退職」として扱ってもらうべきです。
あとでハローワークに相談すれば、離職票の内容を確認してくれて、退職理由の変更もしてくれることがあります。
🧾 離職票の「離職理由」は必ずチェック!
退職後に届く「離職票」には、退職の理由が書かれています。
そこに「自己都合」と書かれているか「会社都合」と書かれているかで、失業保険の扱いが変わります。
違和感がある場合は、ハローワークか、私たち社会保険労務士にご相談ください。
🤝 クラリ社会保険労務士事務所は、働く人の味方です
退職するのは、人生の大きな転機。
不安なこと、わからないことがたくさんあると思います。
クラリ社会保険労務士事務所では、こんなサポートをしています:
• 離職票のチェックや相談
• 会社とのやりとりに関するアドバイス
• ハラスメント・退職トラブルの対応アドバイス
安心して前に進めるよう、私たちがサポートします。
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