通る申立書の“構成テンプレート”を公開!【障害年金】

こんにちは、クラリ社会保険労務士事務所です。

障害年金の申請では「診断書」が重要ですが、

実は審査側がじっくり読み込むのが**「病歴・就労状況等申立書」**です。

ここで失敗すると、

「症状が重いのに不支給」

「自分が伝えたかったことが全然伝わっていなかった」

という結果になりかねません。

今回は、審査側に伝わる「通る申立書」の構成テンプレートを公開します!


【申立書の基本構成】

申立書は「時系列で書く」と教わることが多いですが、

大切なのは**“生活への影響がイメージできること”**です。

クラリ式の構成は、以下の5パートに分けます。

① 初診に至るまでの経緯

・どんなきっかけで体調を崩したのか

・どんな症状が出ていたのか

・どのタイミングで受診することになったのか

→ 「症状が突然出た」のか「徐々に悪化した」のかを明確に。

② 初診後の症状経過と治療状況

・診断を受けてどんな治療を受けたのか

・症状はどう変化したのか(改善or悪化)

・入退院や通院頻度の具体的な記載

→ “治療に真面目に取り組んできたこと”が伝わるように。

③ 現在の日常生活の状況

ここが最重要パートです。

・起床から就寝まで、1日の行動パターンを書く

・食事、入浴、トイレ、外出、買い物、掃除などの動作

・どこで誰の支援が必要か(家族・介護サービス等)

→ “どんな支援がないと生活できないか”を細かく書くのがコツ。

→ 「たまにできる」ことより「できない時の困りごと」にフォーカス。

④ 就労状況(働いているor働けない理由)

・働いている場合:どんな配慮や制限があるか

・働けない場合:症状がどう支障しているか

→ “フルタイム就労ができない理由”を明確に書く。

→ 在宅ワークや短時間就労でも、実際の支障を書いてOK。

⑤ 支援者(家族・福祉サービス)の支援内容

・家族がどこまで生活を支えているか

・福祉サービスの利用状況(訪問介護・デイサービス等)

→ “支援があっても自立できない現状”を伝えるポイント。

→ 「一人では○○ができない」と具体例を書く。


【通る申立書の3つのコツ】

1. 「困っている場面」をイメージさせる文章を書く

→ 抽象的な表現ではなく、「風呂掃除ができずカビが生える」など具体的に。

2. “たまにできる”は書きすぎない

→ 「いい時はできるが、ほとんどの日が無理」といった頻度の説明が重要。

3. 診断書とズレないように内容を調整する

→ 診断書が「ほぼ全介助」なのに、申立書で「一人でできる」と書いてはNG。


まとめ 〜 書類作成は“戦略”です 〜

申立書は、あなたの日常生活が審査側に伝わるかどうかの勝負どころです。

「頑張ってます」ではなく、“できない事実”を冷静に具体的に伝える”戦略”が必要です。

「どう書けば通るのかわからない」

「一度落ちたので、書類のどこが悪かったのか見てほしい」

そんな方は、ぜひご相談ください。


クラリ社会保険労務士事務所では、愛知県津島市を拠点に、障害年金の請求代行をはじめ、労働トラブルのご相談や就業規則の作成・見直しなど、幅広い社会保険労務士業務を行っています。

特に障害年金については、多数のご依頼をいただいており、初回のご相談から丁寧にサポートいたします。

津島市周辺(愛西市、あま市、弥富市、稲沢市、蟹江町、大治町、飛島村、清須市、名古屋市中村区・中川区・港区など)で、障害年金の申請や労働問題のご相談先をお探しの方は、ぜひ一度クラリ社会保険労務士事務所までお気軽にご連絡ください。

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