雇止めを言われたら、まず何をする?

こんにちは、クラリ社会保険労務士事務所の氏川巳央です。

今日は「契約満了で更新しません(雇止め)」と言われたときの動き方を、順番にまとめます。焦らず、手元の書類を確認するところから始めましょう。


まず確認すること

・契約期間と満了日(雇用契約書・更新通知)

・更新の取り扱い(更新回数、上限、更新の基準が書かれているか)

・過去の更新状況(何回更新してきたか、通算の勤務年数)

・会社のルール(就業規則に雇止めの基準があるか)

・今回の伝え方と時期(口頭か書面か、いつ知らせを受けたか)


会社にたずねたいこと

・更新しない理由(業務縮小、勤務成績、勤怠など)

・理由の根拠(評価記録、体制変更の資料 など)

・時期の説明(なぜ今なのか)

・代替案の有無(配置転換、時間や職務の見直し)

・書面の交付(通知書・説明書をもらえるか)


伝えるときのひと言(そのままOK)

・「雇止めの理由を、書面でいただけますか」

・「これまでの評価や指導記録の確認をお願いできますか」

・「配置や時間の見直しなど、続けられる方法はありますか」


スケジュールの目安

・満了日までの残り期間を把握(収入・社会保険の切り替え準備に直結)

・通知が遅い場合は、延長や配慮ができないか相談

・通算5年を超える有期契約は、無期転換の申し込みができる場面があるため、契約履歴を確認


用意しておくと安心なもの

・雇用契約書・更新通知・就業規則

・評価表・勤務表・面談メモ(日時・内容・同席者)

・体調や家庭事情がある場合は、医師意見書など


選べる動き方

・継続勤務を交渉(配置転換、時間・職務の見直し、試行的な延長)

・終了前提で準備(有給の消化、求職活動、雇用保険の手続き)

・対応に疑問があるときは社内窓口、人事、労働局の相談窓口も活用


注意したいサイン

・口頭だけで理由があいまい

・直後に評価や配置が不自然に悪化

・記録や書面の提示を拒む

この場合は、やり取りを必ず記録し、第三者の窓口に早めに相談しましょう。


今日のまとめ

契約・更新の履歴を確認 → 理由と根拠を書面でもらう → 継続と終了の両にらみで準備。

感情的な応酬を避け、事実と記録を積み上げると、次の一歩が見えてきます。

雇止めへの対応や会社への伝え方、書面のチェックでお困りの方は、クラリ社会保険労務士事務所へお気軽にご相談ください。


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