パワハラを受けているかも…と思った時にやるべきこと
こんにちは、クラリ社会保険労務士事務所の氏川巳央です。
今日は「これってパワハラ?」と感じたときの、最初の一歩をわかりやすく整理します。ポイントは、感情の前に事実を集めること。順番に進めれば大丈夫です。
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まず最優先:安全と体調の確保
・心身に強い不調がある時は、受診(内科・心療内科など)と休養の検討
・社内で席や指揮系統の一時的な分離が可能か、人事へ静かに相談
事実の記録(“5W1H+証拠”)
・いつ/どこで/誰から誰へ/何を言われ・され/その時どうなったか/なぜそうなったか
・メール、チャット、業務日誌、勤怠、会議メモ、配布資料の保全(スクショも)
・録音・撮影は会社規程に注意。可能なら時刻入りで保存
・目撃者がいれば、当時の状況をメモでもらう
社内ルートを確認
・窓口(人事、相談窓口、コンプライアンス、労組)があればそこへ
・直属上司が難しい場合は、上長のさらに上・別ラインへ
・「報復防止」の配慮を必ず求める(人事は相談者の不利益禁止が原則)
伝え方のコツ(短く事実で)
・「◯月◯日◯時、会議室Bで、△△さんから『□□』と言われ、以後眠れません。メールと議事録を添付します。調査と一時的な分離をご検討ください。」
・「本件は私個人の感情ではなく、業務への影響(作業遅延・欠勤)も出ています。記録はA,B,Cです。」
外部の相談先(併用を)
・労働局の総合労働相談・各自治体の労働相談窓口
・産業医・主治医(就業配慮の意見書)
・法テラス等の法律相談(証拠の見せ方・交渉の進め方の助言)
“指導”と“パワハラ”の目安
・指導:業務の改善を目的に、必要最小限・具体的・人前で人格否定なし
・パワハラ:公開の場での叱責反復、人格否定や脅し、私的な用事の強要、業務からの排除等
※線引きに迷ったら、記録を集めたうえで第三者に見てもらう
次に起きがちなことと対応
・相手への聴取で関係がこじれる → 分離・指示系統の変更など暫定措置を要請
・「証拠が足りない」と言われる → 時系列表を作り、客観資料を追加(勤怠・メール・議事録)
・評価・配置が悪化 → 直後の人事動向は必ず記録。報復の疑いは速やかに再相談
今日のまとめ
安全と体調の確保 → 事実の記録 → 社内外の窓口へ、の順で動けば整理できます。
短く事実で伝え、証拠は時系列で揃える。無理はしない、独りで抱えない――これが近道です。
職場のハラスメント対応や記録の整え方でお困りの方は、クラリ社会保険労務士事務所へお気軽にご相談ください。
クラリ社会保険労務士事務所では、愛知県津島市を拠点に、障害年金の請求代行をはじめ、労働トラブルのご相談や就業規則の作成・見直しなど、幅広い社会保険労務士業務を行っています。
特に障害年金については、多数のご依頼をいただいており、初回のご相談から丁寧にサポートいたします。
津島市周辺(愛西市、あま市、弥富市、稲沢市、蟹江町、大治町、飛島村、清須市、名古屋市中村区・中川区・港区・中区など)で、障害年金の申請や労働問題のご相談先をお探しの方は、ぜひ一度クラリ社会保険労務士事務所までお気軽にご相談ください。
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